映像制作はブランドの魅力を最大化するための重要な手段の一つです。
視覚的な魅力とストーリーテリングの力を駆使して、たとえば貴社のサービスや商品のブランドイメージ、またはそのサービスや商品に込めたメッセージを、効果的に伝えることができます。
クリエイティブな映像制作は、ブランドの個性やアイデンティティを引き出し、消費者に強い印象を与えることができます。
この記事ではその魅力について、触れていきます。
ブランドの核を映像に反映させる
ピネトリースタジオに限ったことではないと思いますが、映像を制作するをする上で気をつけていることがあります。
それは、ブランドの核となる要素を映像に反映させること。
ブランドのカラーやロゴ、ブランドのストーリーを映像の要素として取り入れることで、視聴者はブランドの独自性や魅力を感じることができます。
そのため、企業のサービス紹介動画やCMなどでは必ず
- ブランドのカラー
- ロゴアニメーション(場合によってはサウンドロゴなど)
など、ブランドの核となるものを映像に使います。
色彩は人々の感情や印象に強く影響を与えます。コーポレートカラーやロゴの配色などを映像のデザインに取り入れることで、視聴者は直感的にブランドを認識し、親しみを感じることができます。
これは部屋のコンセプトを決めるのと似ています。
また、ロゴはブランドのアイデンティティを象徴しており、映像内で適切に配置することでブランドの存在感を高めることができます。
ちなみに弊社ピネトリースタジオのロゴには
- これまで見えなかったものが、映像を通して見えるようになる(わかるようになる)
- ピネトリースタジオの「ピ」
- ブランドや信頼を積み上げていく
そんなイメージを持たせて、作成しました。
さらに、ブランドのストーリーを映像に反映させることも重要です。
ブランドの起源やビジョン、製品やサービスの特徴など、ブランドのストーリーには魅力が詰まっています。映像制作においては、ストーリーボードやナレーション、映像のシーン構成などを通じてブランドのストーリーが語られるような構成にした方が良いと考えます。
なぜなら視聴者はストーリーに共感し、それを経てブランドに対する信頼や愛着を深めることができるからです。
映像制作においてブランドの核を映像に反映させるためには、貴社ブランドの特徴やアイデンティティを徹底的に理解し、それを映像の要素に落とし込むことが重要です。
動画制作をご依頼される際にはぜひ、貴社のブランドカラーやロゴが持つストーリーを、映像制作者にお伝えください。
そして積極的に、動画のデザインやストーリーテリングに取り入れることをご提案してみましょう。
ストーリーテリングで感情を揺さぶる
映像はストーリーテリングの優れた手段です。ストーリーテリングとは、端的に言うと「物語で伝えること」。理念やビジョンなどを伝えるときに効果的で、印象に残りやすいと言われています。
たとえば(私は長らく高校で勤務していたので)、卒業式の答辞などで感動するスピーチなんかはこの方法が取られていることが多いなと感じます。よくある表現としては
「毎日お弁当作ってくれてありがとう」
「支えてくれてありがとう」
などがありますが、これだけを伝えるよりも具体的に
「毎晩23時に帰ってきて仮眠してすぐに私のお弁当を作ってくれて、また仕事をしてくれて。それを3年間も続けてくれたお母さん。毎日お弁当作ってくれてありがとう。」
このように伝えた方が、より感動的なストーリーとなって、聴いている人は深く印象に残ります。
感情的なストーリーは視聴者の心に響き、ブランドとのつながりを深めることができます。映像制作においては、物語の展開やキャラクターの描写を通じて、視聴者に共感を呼び起こすことが重要です。
感情的なストーリーを構築するためには、まず視聴者にとって共感できる要素を取り入れることが大切です。例えば、視聴者の日常生活や価値観に関連したテーマを映像に盛り込むことで、視聴者は自身をストーリーに重ね合わせることができます。失敗や悩みなどから訴求していくのも良いでしょう。
また、映像内のキャラクターや登場人物または商品が、等身大でリアルだったり感情的に描かれていたりすることも重要です。動画を見た人がキャラクターとの共感や感情の共有を通じて、ストーリーに没入できるからです。
さらに、アニメーションやエンターテイメント性が高い映像を制作する場合は、物語の展開やクライマックスの演出にも注意を払う必要があります。視聴者を引き込む魅力的なプロット(言葉のみで構成を考えること)やストーリーボード(いわゆる起承転結など)を作成し、緊張感や感動を演出するシーンを用意する必要があります。
その点弊社ピネトリースタジオは、プロモーションビデオ(サービスや商品の販促)がメインですので、この場合は物語やクライマックなど作品そのものの盛り上がりを作るよりも、クロージング(認知なのか購買意欲を高めるのかなどの、視聴後の行動を促進する効果)を意識して作り上げていくことが重要になります。
最後に、映像の音楽や編集もストーリーテリングにおいて重要な要素です。適切なBGMや編集技法を用いることで、感情的なストーリーテリングをより効果的に表現することができます。音楽で手を抜いた作品に良い作品は生まれにくいです。視覚だけでなく聴覚も刺激することによって、よりストーリーテリングで感情を揺さぶることができます。
このように、映像制作においてストーリーテリングを活用することで、視聴者はブランドとの感情的なつながりを深めることができます。共感や感動を呼び起こすストーリーは、視聴者に強い印象を与え、ブランドへの愛着や忠誠心を育むことができます。
動画制作を依頼する際には、感情的なストーリーテリングを通じて、ブランドの魅力を視聴者に伝えられるようクリエイターの方と打ち合わせを行ってみましょう。
視覚的な美しさで惹きつける
映像は視覚的な媒体であるため、美しい映像は視聴者を引き付ける力を持ちます。
映像制作においては、映像の色彩や構図、視覚効果などを工夫することで、ブランドの魅力を際立たせることができます。視覚的な美しさは視聴者に強い印象を与え、ブランドの信頼性や品質につながることもあります。
最近では視線誘導も美しさに入ると(個人的に)感じています。
人間は動くものに自然と目がいってしまう性質があるため、注目させたいアイテムや情報へ視線をうまく誘導させることも大事ですからね。ただし、詳しくはあとで解説していますが、視線誘導はうまく使わないとごちゃごちゃとした印象になり、わかりやすい動画にはならないこともあるので注意が必要です。
そこでまずは美しい動画を作る上でもっともわかりやすい「色彩」について押さえてみると良いでしょう。
映像の色彩を選ぶ際には、ブランドのイメージやコンセプトに合ったカラーパレットで構築します。企業にまつわる動画であれば、コーポレートカラーがベースになりますね。色彩は情報の伝達や感情の表現において重要な役割を果たします。たとえばブランドカラーがブルー系統であれば
- 安定感
- 信頼性
を表現したい企業の場合が多いです。たとえばこちらは実際に制作した証券会社のプロモーション動画ですが、コーポレートカラーを意識して安心感や信頼感を醸成するように作成しています。
そのため、映像の中でも意識的にコーポレートカラーであるブルー系統を使用し、それに合うオレンジやグリーンを一緒に使っています。ブルー系統の色が持つ安定感や信頼性などが、効果的に伝わっているはずです。
また、映像の構図やフレーミングも視覚的な美しさを追求する上で重要です。バランスの取れた構図や引き込まれるようなフレーミングを意識し、視聴者の目を引く映像を作りましょう。構図についてはまた機会をみて記事化しますのでここでは割愛させていただきます。
さらに、映像には視覚効果を活用することで魅力を高めることができます。先ほど話した視線誘導もこれに当てはまりますね。
例えば、トランジション効果やエフェクト、タイトルアニメーションなどを上手に使用することで、映像に動きやダイナミズムを与えることができます。また、映像の編集やカメラワークにおいてもクリエイティブなアプローチを取ることで、視聴者に新鮮な視覚体験を提供することができます。
映像制作において視覚的な美しさを追求することは、ブランドの魅力を際立たせるために重要です。適切な色彩、バランスの取れた構図、視覚効果を用いることで、視聴者は映像に引き込まれ、ブランドに対する興味や関心を高めることができます。美しい映像は視聴者に印象を残し、ブランドの信頼性や品質につながる重要な要素です。視覚的な美しさを追求しながら、ブランドの魅力を映像に表現しましょう。
ピネトリースタジオでは、貴社のサービスや商品をより効果的に伝えるための動画作りを行っています。気になる方はぜひお気軽にご相談ください。